# 写真データ急増問題をSSD NAS:TERRAMASTER F8 NASで解決した話
高画質なカメラは、良い写真と引き換えにデータが巨大だ。僕の使うZ5IIはせいぜい2400万画素、現代のカメラとしては控えめな部類だ。カメラによってはこの数字が1億画素なんてことにもなる。Z5IIのRAWデータが約30MBなので、1億画素なら約120MB。まじか。
そして現代のカメラは、連写性能もオートフォーカスも優秀。ピントの合った写真が大量生産されるわけで、その整理には思い切った覚悟と、それなりの時間を要する。結果、写真データは膨れ上がる一方。僕は一回の撮影で4000枚を超えたことがあるので、もっと撮る人なら1万枚を超える人だっていると思う。
4000枚の画像データ、それはつまり4000 × 30MB。一回の撮影で120GBものデータが生まれる計算になる。まじか。
こうしてローカルストレージは圧迫され、バックアップもままならない。この状況を解決するため、SSD NAS「TERRAMASTER F8 SSD」を導入し、ストレージ環境を刷新することにした。その経緯と具体的な構成の記録。
これまでの課題
元々の環境は以下の通り。
- ローカルストレージ: 1TB SSD
- バックアップ先: 2TB 外付けSSD (TimeMachine用)
- データ保管庫: 8TB HDD NAS (過去の録画データなど)
写真データだけで400GBを超え、ローカルの空き容量は300GBを切っていた。半年以内に破綻するのは、もはや時間の問題。なんなら、あと3回の撮影でパンクする計算だ。
SSD NAS導入の決め手
まず、一時的な対策としてTimeMachine用だった2TBの外付けSSDを写真保管庫とし、ローカルストレージの逼迫を回避。この時点で、悲観的に見積もっても、撮影16回分程度のデータは保存できる体制になった。しかし、これはMac全体のバックアップ(TimeMachine)を失うことを意味する。
既存の8TB HDD NASをTimeMachine先にすることも考えたが、ランダムアクセスが非常に多いTimeMachineのバックアップは、HDDでは時間がかかりすぎる。おまけに、失敗も頻発していた。バックアップ先としての信頼性に欠け、この選択肢は現実的ではないと判断。
そこで、高速なランダムアクセスが可能で、TimeMachineのバックアップ先として安心して使えるSSD NASの導入に踏み切った。
新しいストレージ構成とバックアップ体制
最終的に、以下の構成を新たに組んだ。
- NAS: TERRAMASTER F8 SSD(2TB SSD x 8枚 RAID6)
- HDDドライブ: ロジテック HDD ケース(NASに外付け、8TB HDD x 2個 RAID1・実効8TB)
- HDDドライブ: ORICO HDD ケース(NASに外付け、16TB HDD x 1個)
新規で購入したのはNASと2TBのSSD8枚だけで、他は既存資産の使い回し。これにより、TimeMachineサーバを兼ねたファイルサーバ(実効12TB)が手に入った。ファイルサーバはRAID6でSSDの故障に対応し、さらにNASに接続した外付けHDDへ日次バックアップすることで、NAS自体の故障にも備える構成だ。
これらの施策によって、得られたメリットは以下の通り。
- 信頼性の高いTimeMachine用ストレージの確保
- 導入から10年近く経過したHDD NASの引退
- データの多重バックアップ体制の確立 (SSD NAS + 外付けHDD)
将来の展望
以上の施策でも容量が不足する将来も見据えている。(なにせ、撮影16回分でパンクする可能性は十分あるのだ) しかし、TERRAMASTER F8 SSDは10GbE接続に対応している。いずれは屋内配線を10GbE化し、SSD NASそのものをメインの写真ストレージとして直接利用することも可能だろう。10GbEの実効速度はローカルストレージと比べれば低速だが、写真のデータストレージとしては、大きな不足はないはずだ。
紹介した製品
- TERRAMASTER F8 SSD (Amazon)
- SanDisk Extreme 2TB M.2 NVMe SSD (Amazon)
- ロジテック HDD ケース(Amazon)
- ORICO HDD ケース(Amazon)
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